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    2014年10月14日

    airbnbで泊まった部屋と住宅についての関心|イギリス&スウェーデン母子旅行@5歳&1歳

    今回は3箇所にairbnbを利用して泊まった

    airbnbという個人宅の空き部屋を借りるサービスにハマってる。ホテルと比べて格段に安いかというと、場所によってはそんなこともない。でも私にとっては、ふつうのホテルに泊まるより断然おもしろい。そこに住んでいる人が、どんなリズムで生活していて、どんなものを食べていて、何を大切にしているかがすごくよくわかるから。子どもといると、宿泊場所に滞在する時間が長くなるので、おもしろいところに泊まりたい。あと、基本的に自炊なのでキッチンが充実したところなのはマスト。そんなわけで今回airbnbを利用して泊まったのは、この3箇所。


    ロンドンブリッジではスタジオ兼用の屋根裏部屋に

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    以前ロンドンへ行った時、やたら地下鉄が止まっていたのと食べ物がおいしくなかった記憶があったので徒歩圏内でも楽しめて、市場に近い場所を探してた。Borough marketから徒歩2分。ホストがカメラマンで、泊まる場所はスタジオを兼用していた。日本での自分の仕事と近く、海外での仕事場の雰囲気にも興味があったのでここに決めた。

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    部屋は素敵で、アクセスもすばらしかった。編集者とかアシスタントとか友だちとかが終始出入りしていて、かわるがわる泊まったりもしてるので、最初は少し驚いたけど、みんな親切だった。そんな感じなので、私が友人を招いても全然オッケーだった。ただ、一度私が買っておいたパンを誰か(スタジオを借りたゲストだと思われる)に食べられたことがあった。ものすごく怒ってるわけじゃないけど、断固このようなことは繰り返されてほしくない、でもそんなに恐縮しないでほしい、というニュアンスを伝えるのに骨が折れた。あらためて書いてみると、ちょっとバカバカしい。
    ホストのパートナー(男性)が、長男のために自分が子どもの頃遊んでいたセサミストリートのドールハウスを貸してくれた。その優しさもだけど、子どもの頃のおもちゃをずっと大切にしていることにきゅんとした。
    ふたりの結婚式の写真があって、長男は「男の子同士でも結婚できるの?」と聞いてきた。「日本はできないけど、できる国も増えてきてるんだよ」と教えた。長男が小さい頃、女の子になりたいとよく言っていた。それで、マジョリティじゃなくても、苦にせず済む世界であってほしいと思うようになった。

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    印象的だったのは、食事のときには手作りのものをみんなで囲んで食べて、レタッチとかの作業を詰めてやっていても日付が変わる頃には切り上げていたこと。そして朝からたくさんのシーツに鼻歌まじりでアイロンをかけていたこと。仕事が好きで、大切にしている感じもとてもしたけど、同じくらい生活のこまごまとしたことも大切にしていて、バランスがいいなあと思った。


    ストックホルムでは閑静な住宅街

    今まででいちばん宿探しが困難だった街。子ども同伴を理由に30件くらいは断られた。心が折れた。

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    その中で快諾してくれたお家。インテリアがかわいかった。部屋の壁はすべて違う色で塗り分けて、照明は自作。ほかのリスティングと比べて中心地から遠いと思ったけど、ターミナル駅から地下鉄で15分だから、普通に住む場所としては十分すぎるアクセスの良さ。でも、部屋を借りていなかったらまず行かなかった場所。

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    ペットが二匹いたから、子ども同伴にも寛容だった。我が家はペット禁止なので、子どもたちはここぞとばかりに犬や猫とたわむれていた。まわりは遊具の充実した公園と、小さな森と、児童館的なものと子連れにはこれ以上ないくらいのロケーション。週末には1日では見きれないくらいの大規模なフリーマーケットが開催されていた。

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    終日フリーマーケットで過ごして、天気のいい庭でお昼を食べたり、子どもを遊ばせてる人たちを見たりしていると、今できることを楽しむのが幸せを感じるのに大事だなと思った。子どもといると観光なんてままならず、うまくいかないことだらけで若干くさってたけど、こういう今しか見られないものやできないことがたくさんあって、それを感じられるかどうかで人生への感じ方が変わるんだなと。そして夏のスウェーデン人たちは、その楽しみ方がすごく上手に見えた。


    パディントンでは若さを感じた

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    次の日の電車に乗るために1晩だけ泊まった場所。若いフランス人の女の子たちに貸してもらった。まだ、部屋の中より外のほうに楽しいことがいっぱいあるのかな、という感じの部屋。悪く言えば殺風景だけど、人と部屋ってリンクしてるのを感じてほーーーと思った。でも子ども連れと伝えておいたら、赤ちゃん用の備品をいろいろ揃えてくれていた。使わなかったけど、若い人が想像して必要なものを準備しておいてくれたんだと思うとあたたかい気持ちになった。
    鍵をかけて寝たら、夜中に電話がかかってきて目が覚めた。鍵を持たずに夜遊びに出かけていたらしい。ここに限らず、私が泊まった部屋はアパートの外鍵(オートロック)は閉めるけど、中の鍵には無頓着な人が多かった。同じアパートの住人をすごく信頼してるのかな?
    知ってるフランス語を並べてみたら、フランス語話せるの?と驚かれた。いやこれだけ、と言ったら少し残念そうだったけどそれからとってもフレンドリーになった。かわいい。


    住む家ってその人そのもの

    家って、部屋って、住む人が大切にしていることやどんなサイクルで生活しているかを雄弁に語っていて、本当におもしろい。私は今まで一生賃貸で、なるべくコストをかけずに所有することなく暮らしたいと思っていた。メンテナンスも面倒だし、家を持つなんてリスキーだとしか思えなかった。でも、いろんな人の家を見るうちに長い時間を大切な人たちと過ごす家を、自分で整えることは豊かなことだなと思った。コストのことだけ考えてないがしろにするのはあまりにもったいないなと。
    私が泊まった3箇所のホストは、こんなサービスを利用してるから当然といえば当然だけど、来客に対してすごくオープンだった。毎日いろんな友だちや近所の人が遊びに来て、それを大切にしていた。家って別に血縁のある家族だけで完結する場所でもないんだ、というのを実感して、それも新鮮なことだった。頭ではわかってるけど、体験として初めて落とし込まれた。
    短絡的な私は、自分も旅行者に部屋を貸してみたいなと思ったりした。そして旅行者の目線で見た時、自分の今の生活はどう映るんだろうと考えた。今は、空き部屋どころか家族で住むにも手狭なので本末転倒もいいところだけど。
    帰国してすぐ不動産屋さんまわりを始めたけど、どんな部屋を探してるかと聞かれて「旅行者に貸し出せるような...」とはまだ言えていない。
    posted by リョーコ at 04:39| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
    この記事へのコメント
    AIR BNBで11/20〜行くヘルシンキ・ストックホルムの宿探しをしており、その流れでブログに行きつきました。
    僕は男ですが生活に対する視点が似ていて、一気にのめり込みました。文才おありですね。
    (一人旅ですが現在ヘルシンキの各ホストからメッセージの返答がなく、あせあせしております。)
    Posted by かわちゃん at 2014年11月06日 12:41
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