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    2009年05月12日

    お別れの日

    中高時代の塾の先生が亡くなった。
    高校を卒業してからお会いしていなかったので、
    もう8年ちかく会っていなかったことになる。
    なのに病気を知ってとてもショックだった。

    会っていなくても、
    この世のどこかに存在していると
    わかってるだけで自分を支えてくれる人のなんと多いことか。
    そんな1人だったように思う。

    がんが見つかってから、
    7ヶ月で息を引き取られた。
    お子さんは中学生になったばかりだった。

    先生の好きなクラシックが流れていて、
    たくさんの教え子たちが雨に濡れるのも気にせず、
    静かに遺影に見入っていた。
    包むようなやさしい雨だった。

    もし自分が、あと3ヶ月の命だといわれたら
    なにを思うかどうするかということを考えながら、
    帰り道を歩いた。
    最初に思ったのは、息子と会ったあとで良かったなということだ。
    別れるのはつらいし、残されるのもつらいけど、
    会えなかったことに比べればずっと幸せだ。

    その日の午後、久しぶりに塾の周りを歩いた。
    先生が板書するときのリズムと文字を思い出した。
    とても心地いいものだった。

    帰り道、つぼみがたくさんついたダリアを買った。
    雨がつよい午後だった。

    posted by リョーコ at 07:42| 東京 🌁| Comment(0) | 内面の吐露 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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